ご依頼に至った経緯
趣味が車だった男性。
大切にしていたスポーツカー。
それはそれは、毎週の様に洗車して、宝物でした。
しかし、家庭の事情で泣く泣く手放すことに。
最後の最後まで、売ることに抵抗していたのですが、背に腹は代えられず。
ちゃんと維持出来なかった自分の不甲斐なさに泣けてきます。
車買取業車より、個人売買のオークションを利用することにしました。
買取業車を利用しなかったのは
「買取金額が納得できる金額ではなかった」
オークションでは約1週間で売買成立。
そこからは事務的に進み、あっという間に車が落札者の物に。
当然といえば当然ですが、寂しすぎて。
車を渡すときも、落札者さんは淡々と特に喜ぶ事もなく。
もっと喜ぶリアクションを期待していたがちょっと拍子抜け。
売ってから1年になりますが、どうしても車を忘れられず。
どの様に使われているのか?
大切に使われているのか?
写真を撮ってきて欲しいです。
調査
情報が1年前という新鮮ではありませんが、手がかりはこの情報のみ。
依頼者様から調査にあたって
- 対象者さんへ直接の聞き込み、ご近所への聞き込みも控えて欲しい
- 写真と動画が欲しい
- 動いている所も写真と動画が欲しい
なぜ依頼者様自分で、出向かないのかと思っている方もいると思います。
依頼者様の自宅から約500kmも離れているので、なかなか難しい。
そんな事情です。
調査初日前夜、対象者さんの自宅へ。
自宅はアパート。
敷地内に対象となる車両は見当たりません。
通勤で使うかも知れません。
調査初日は朝から対象者の張り込み。
対象者さんが出勤。
徒歩と電車でした。
「もう売ってしまった?」
平日3日間は車に乗る気配無し。
依頼者様の指示を仰ぎます。
「土日までお願いします」
調査終了
土曜日も対象者さんは出勤。
普段通りに帰宅します。
日曜日、お昼過ぎに対象者は徒歩で自宅を出ます。
10分弱歩いたところであるガレージへ。
ガレージのシャッターが開かれた時、対象車両発見!
そこから洗車を行い、ボンネットを開けて整備。
暗くなるまで車を弄っている対象者さん。
車の為に屋根付きガレージを借りて、休日は洗車とメンテナンス。
物凄く車を大切にしています。
残念ながら動いている動画は撮れませんでしたが、依頼者様にご報告。
「良かった、本当に嬉しい」
と涙を拭っていました。
※写真は全てイメージです