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調査
張り込みを開始して約2時間、時間にして14時過ぎ。
対象者は普段着で家を出ます。
徒歩で15分ほど、向かった場所は
「パチンコ店」
案の定というか、やっぱりというか。
依頼者様も激しく落胆、今にでも飛び出して怒る勢いです。
ここは依頼者様を説得して、行動を調査することに専念します。
1時間ほどでお店を出ます。
どうやら負けたようです。
そのまま、大衆居酒屋へ。
夕方から居酒屋さん、夜勤の仕事をしているのかと思っていましたが・・・
1時間ほどでお店を後にし、そのままアパートへ。
翌日、朝9時過ぎに普段着で家を出てパチンコ屋さんへ。
4時間ほど遊技をした後、また大衆居酒屋さんへ。
19時には自宅に戻ります。
数日間の調査を行った所、ほぼ毎日このような行動。
つまり
「無職」
可能性が。
工作の目的
依頼者様とご相談の上
「工作」
を仕掛けることに。
工作の目的は
「聞き出し」
現状、仕事はしているのか?
借金は一体いくらなのか?
このような生活をどう考えているのか?
など。
最終的には田舎へ帰るように促して欲しいと。
非常に厳しい最終条件ですが、ゆっくりでもと。
初回工作〜
接触のポイントは、パチンコ屋。
工作員の性別は男性。
毎日、対象者と同じ機種で遊技。
3日もすればお互いに認知してきます。
それから数日間、あえて声をかけず、認識だけさせていきます。
何故かというと、工作はナンパなどと違い、一回失敗したらはい次というのが難しい。
なので、対象者に十分良い印象を与えたい所です。
10日ほど過ぎ、遂に対象者に接触。
「ここ最近、このホールに通いはじめました、よかったらこれ」
缶コーヒーを渡します。
対象者は
「最近よく見ますね」
と。
印象は悪くなかったようで、一安心。
そこから、数日間は挨拶をして、缶コーヒーなどを送り合う仲に。
すると対象者から
「今日、少し勝ったので、一緒に飲みません?」
とお誘いが!
ここから一気に距離を詰めていきます。
今後の工作内容などは、その③へ続きます。
※写真は全てイメージです