借金200万超?息子の職業は一体?生活は?行動調査から工作へ③

①、②をご覧いただいていない方は下記よりご覧ください。

食事工作

対象者からお食事のお誘いを受け、そのまま対象者行きつけの大衆居酒屋さんへ。

最初は

対象者

なんであの店に通いはじめたのか?

今までどこの店に通っていたのか?

どのくらい勝ったことがあるのか?

どのくらい負けたことがあるのか?

 

など、工作員に対して質問攻め。

少し訝しがっているのか?と思いましたが次第に

対象者
初めてパチンコ屋さんで友達が出来た

と非常に喜んでくれました。

初回の食事工作は3時間。

こちらのことに興味があったようで、対象者の情報を聞くより工作員に質問ばかり。

これも、仲良くなるためには必要な事。

相手を知るには、まず己を曝け出すことが大事です。

工作中盤

初回工作から週に一度程度、飲みにいくような関係になりました。

そして徐々に対象者の情報を聞き出すことに成功します。

地方出身、現在無職、彼女もいない。

仕事は、上京してすぐ警備会社に就職、5年ほど続けたが自己都合退社。

そこからは日雇いのバイトとパチンコ。

そんな生活を10年以上続けているとのこと。

そして、ついに借金に触れてきます。

把握しているだけで

「450万」

前後との事。

そして工作員に

対象者
少しでいいからお金を工面してくれないか?

と懇願してして来ました。

工作ファイナル

この状況を全て依頼者様に伝えます。

依頼様と何度も何度も話し合いました。

その結果

工作員
100万円貸す、その代わり田舎に帰ることが条件

もちろん、この100万円は依頼者様が用意。

対象者
田舎に帰ることはできない、親に迷惑かけられない

と拒否。

しかし、100万円はどうしても借りたい・・・

そこから、対象者と工作員の鬩ぎ合いが。

対象者
貸してほしい
工作員
田舎で、就職先を見つけよう

そんなやりとりを1ヶ月近くやりあった後

対象者
田舎に帰ろうと思う、一緒に就職先を探してほしい

対象者が、折れました。

そこから一緒に田舎へ行き、一緒に会社回りを。

そして会社回りをして3日目、ある会社から就職OKのお返事を頂きました。

しかも寮付き。

それから数日後、田舎へ帰る日、対象者から

対象者
本当にありがとう、あの日に出会わなければずっとダラダラした生活だった

そして対象者に100万円を渡し、一緒に貸金業者さんへ返済回り。

あっという間になくなりましたが

対象者
少し肩の荷が降りた、これからは地道に返していく

その後

対象者から依頼者様に連絡があったのは田舎へ帰ってから数週間。

「こっちで就職した、迷惑かけて申し訳なかった」

と。

半年に一回程度、実家へ帰ってくるようになったようです。

工作員にも、ちょこちょこと連絡が。

「もう少しでちょっとずつ返済できるから」

仕事を頑張っているようです。

そして

「職場で出会った女性と付き合うことになった、今度会わせる」

と充実した生活を送っているようです。

依頼者様からは

「まだ多額の借金がありますので、油断はできませんがとりあえず、息子を応援してます」

親御さんの心は、本当に広くて感動です。

※写真は全てイメージです。

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