とにかく行動を縛る主人に嫌気、別れたい⑤最終回

1.2.3.4をご覧いただいていない方は下記からからご覧ください。

対象者からの告白

溢れる気持ちを抑えきれず、涙の対話へ

前回、工作員が

「元彼からのDV」「現在も通院していること」

を打ち明け、その話に大きな衝撃を受けた対象者。

今回は、その工作員を含めた3名での再接触となりました。

居酒屋では、いつも通り穏やかに食事とお酒。

その後BARへ移動し、カウンターに座ろうとした瞬間、対象者

がこう言いました。

対象者
今日は、ここで話したい

店内に一つだけあるテーブル席へ移動。

バーテンダーにお酒を注文し、改めて乾杯。少し時間が経ったところで、対象者が切り出します。

「束縛」から始まったDV

対象者の感情が大きく動いた瞬間

対象者
元彼にDVを受けていたって聞いたけど……

工作員は、次の事実を静かに語ります。

  • 今も通院していること

  • フラッシュバックがあること

  • DVの始まりは「束縛」だったこと

  • その束縛がエスカレートし、暴力に発展したこと

話を聞くうちに、対象者は涙を流し、ついに自身の胸中を打ち明けました。

  • 奥さんが好きすぎて、束縛してしまうこと

  • 度が過ぎていると分かっていても、止められないこと

  • それで奥さんを苦しめていると理解していること

  • それでも、どうすればいいのか分からないこと

対象者
束縛をやめて、奥さんに優しくしたい。どうすればいいのか教えてほしい

その夜、終電まで3人で泣きながら語り合いました。

最後に、工作員が静かに助言します。

工作員
「奥様に、何かプレゼントを買って帰った方がいい」

深夜まで営業している花屋に立ち寄り、花を購入して解散しました。

工作報告で判明した“変化”

依頼者様が感じた、夫の優しさ

翌日、依頼者様へ工作報告の電話。

すると、意外な言葉が返ってきました。

「プレゼント、嬉しかったです」

「主人の雰囲気が、昔の優しかった頃に戻ってきている気がします」

担当者が、前夜のやり取り――

「奥様を好きすぎて束縛していたこと」「今は後悔していること」

――を伝えると、依頼者様はこう話されました。

「主人から『今まで悪かった。許してほしい』と言われました」

最後の工作

気づきと感謝、そして決意

2週間後、再び3人で居酒屋へ。

対象者

あなたたちのおかげで、自分がどれほど愚かだったか分かりました

自分のことばかりで、相手の気持ちを軽んじていた

DVまではしなかったが、放っておけば、そこまで行っていたかもしれない

さらに、DVを受けていた設定の工作員へ

「早く立ち直れますように」

と、お守りを手渡しました。

「ありがとう。気づかせてくれて」

結果と、依頼者様の選択

「失敗」ではなく、「変化」という成果

今回の**「別れたい工作」**は、結果として“別れ”には至りませんでした。

この点については、率直に申し訳ありません。

しかし、依頼者様は次のようにお話しくださいました。

  • 束縛がなくなり、付き合った当初のように優しくなった

  • 一度は気持ちが離れたが、束縛がなくなれば不満はない

  • この優しさがいつまで続くか分からないけれど、もう一度、主人を信じてみます

そして、最後にこう言ってくださいました。

「工作のおかげです。失敗ではありません。ありがとうございました。」

別れさせ屋の仕事は“関係の再構築”に至ることもある

別れさせ工作は、常に「別れ」だけがゴールではありません。

ときに、相手の行動や価値観を変え、関係を健全化する結果に至ることもあります。

  • 心理に踏み込む段階的接触

  • 感情を揺さぶる設定

  • 対象者の“気づき”を促す対話

これらが、依頼者様の未来にとって最善の結果につながる場合もあるのです。

※写真はすべてイメージです。

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