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初回工作
工作員は男性工作員
初回の工作は、調査も兼ねて、退勤時を狙ってみます。
今までの行動調査は、対象者の休日を狙っていました。
効率よく工作を行うには、退勤時も知っておくべきです。
幸い、依頼者様が同僚なので、退勤時間や社員通用口もしっかり把握。
18時、情報通りに対象者を発見、そのまま追尾。
勤務先最寄駅から電車に乗車、自宅最寄駅で降車。
この最寄駅には、前回調査で発見した定食屋が。
しかし対象者は、この定食屋の方面とは違う方に。
自宅とも違う方面、ちょっとした駅前のテナント街へ。
そこにある
「カジュアルイタリアン」
のお店に入店。
どうやらここで夕食のようです。
ガッつきすぎない工作員
カウンター先に腰を下ろす対象者を確認し、満を辞して、男性工作員を投入。
お店が空いていることもあり、対象者と近い席へ。
そこから工作員が仕掛けます。
詳しい工作内容は企業秘密になりますが、とっかかりとしてちょっとしか工作を仕掛けます。
すると、対象者も喜んでいただき、そこから少し飲みながらお話し。
ここで工作員が
「今日はもう時間だからまた今度一緒に」
と連絡先を交換。
これが実は工作のミソです。
いきなりがっつくのではなく、一歩引いて、対象者が興味を持ってくれるようにします。
がっつきすぎて引かれることもあるんです、対象者に。
その辺の塩梅は、プロ工作員だからこそ、場の空気を読んで行います。
工作員は自分の置かれた立場を理解
今回、工作員は
「依頼者様と対象者の橋渡し」
の仕事です。
この橋を架ける為、自分はどのような仕事をすれば良いのかを十分理解。
例えば対象者を自分に好意を持たせる工作なども、しっかりと駆け引きしますが今回も空気を読んで。
ましてや男性同士、異性を工作するより気を使います。
ちょっとでも対象者は工作員の事を
「話し易い、話して楽しい」
とポジティブな印象を付けられるようにします。
連絡先も交換出来ましたし、初回工作には大成功。
次回、いよいよ依頼様を橋渡しする最終工作。
今後の調査工作内容などは、その④へ続きます。
※写真は全てイメージです