①、②をご覧いただいていない方は下記よりご覧ください。
店外工作その②
対象者と初めての店外工作から数週間後
「また飲みに行けますか?」
と対象者からの連絡が。
即答し、翌日に工作。
「実は・・・」
彼が堰を切ったように話します。
初回工作で聞き役に回っていた工作員。
それが功を奏したようで、対象者から
「話しやすい、相談しやすい」
と言う認識を得ました。
そして
「利害のない第三者だからこそ」
自分の弱い部分や困りごとなどは、身近な家族や親戚、友人などでは無く、工作員の様な利害のない人間には話せます。
やはり知人には自分の弱点などを話すことは憚られるのです、
そんな状態で工作員が、聞き役に徹すると、大体の対象者は打ち明けてくれます。
「社長からの愛情が凄すぎて困っている」
対象者自身も社長のことは好きだったのですが、どうやら社長からの愛を受け止めきれないで困っています。
「明らかな贔屓で、他の社員からも、いい顔されない」
「ただ、この仕事は好きで続けていきたい」
工作員が
「今の恵まれたポジションから降ろされても、今の仕事がしたい?」
と聞くと
「もちろん」
工作ファイナル
対象者はご自身で直接、社長に
「別れて、普通の社員として扱って欲しい」
と言えないようです。
ならば、工作員を
「新しい彼氏」
として、社長に伝え、工作員から社長に彼の気持ちを、マイルドにして伝えることに。
依頼者様からのご依頼である別れさせ工作から、さらに対象者からの別れさせ工作的なお願い。
なんともなんとも複雑。
依頼者様に確認すると
「最高のシチュエーション。そのまま工作を続けて、社長がフラれるように」
と言うことで、対象者と社長が仕事終わりで向かう食事お店に工作員が突入。
「こんにちは」
工作員が社長に声を掛けます。
「僕の新しい彼氏です」
対象者が社長に紹介。
社長は驚きながらも、温和に対応。3人で3時間ほどの食事。
どこで知り合ったのか、社長に対しての思い、仕事対しての想い。
降格してもいいから仕事を続けたいなど、対象者が工作員と一緒に社長に伝えます。
社長も
「俺と別れたからってクビにするなど恥ずかしいことはしない」
と。
「彼(工作員)との交際を応援する」
とも仰ってくれました。
それから数ヶ月、実際対象者は工作員とちょこちょこ会い、現状を報告。
「驚くほど社長は何もしてこない。普通に会話もするし、会社のポジションもそのまま」
依頼者様からは
「社長から彼(対象者)を贔屓しすぎていた、(依頼者様を)放っておいて悪かった」
と。
復縁まではまだしていないですが、依頼者様は大満足の結果に。
ちなみに多分、実際に対象者は工作員に好意を抱いていたと思います。
ただ、工作員は、普通の男性なので、男性との恋愛は・・・
※写真は全てイメージです。