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対象者と接触
男性工作員と女性対象者が初接触。
「初めまして、担当の〇〇です
よろしくお願いします」
丁寧な挨拶からいざ、施術スタート。
先ずは怪しまれないように脱毛について色々お話しします。
いきなりプライベートに踏み込んでいくと
「変なお客さんだな」
なんて警戒される可能性もあるので。
しっかり60分ほど施術してもらい、いよいよちょっとずつプライベートの事を聞き出します。
「お若いですが、ご結婚されていますか?」
「いえ、結婚していませんよ、ただ来年に予定しています」
「おめでとうございます、彼とのお付き合いは長かったんですか?」
「いえ、付き合いは3ヶ月です。なんかすごく気が合って」
「3ヶ月ですか、早いですね。出会いは今流行りのマッチングアプリですか?」
「秘密ですっw」
流石に、お客さんと結婚とは言いませんでした。
ただ、付き合った時期的に、男性対象者であることが予測されます。
もう少し、話してみます。
「先生もお若いですが、彼もお若いのですか?若い夫婦に?」
「彼は30代前半で、私と5歳差なんです」
「いいですね、若い夫婦さん」
「ありがとうございます」
この日はここまで。
おそらく男性対象者との結婚だと推測されます。
これを確定させるために、次回も2週間後に施術の予約をします。
2度目の接触
女性対象者の本音
今回も90分施術。
当然ですが、前回よりも女性対象者もリラックスしています。
また施術60分前後は脱毛についてのお話をします。
すると女性対象者から
「お客様はとても話しやすいですね」
「そうですか?」
「聞き上手というか、色んな事が話しやすいです」
「ありがとうございます」
「そう言えば、結婚はどうなりましたか?」
「それが、話が先に進まなくなってきまして」
「どうして?」
「私が少し躊躇ってきました。前回お客様に合って話して、若い夫婦って言われて喜んでいたんですけど」
「そんなに焦らなくていいかなと思ってきました」
「今の彼、実は元々お客さんで、その方は結婚の為に脱毛に来てました」
「初回からものすごくプッシュしていただいて、押し切られる形でお付き合いに」
「ただ、気が合ったのは確かなんですけど、急ぎすぎかなと」
「それと彼は結婚の為に来ていて、元カノさんになんとなく申し訳なくて」
工作員は聞き上手であることが必須です。
相手が話しやすいと感じられる、これは重要な仕事。
そして告げられた衝撃の事実です。
間違いなく、男性対象者との事を話しています。
これは、別れさせ工作の突破口が見えてきました。
これを依頼者様に報告し、別れさせ工作のプランを再度作ります。
今後の調査工作内容などは、その⑤へ続きます。
※写真は全てイメージです